TSUBAKI Project は、女性をはじめとする多様な視点を製品づくりに活かすことを目的として、2014年に社内で発足しました。
技術開発部と品質保証部の女性社員6名からスタートし、「自分たちだから気づける課題」「自分たちだから生み出せる製品」を合言葉に活動を開始。現在では20名以上が参加する部署横断型のプロジェクトへと成長し、技術部門以外や男性社員も加わることで、さらに多角的な発想が生まれています。
プロジェクト名「TSUBAKI」には、花言葉である「控えめなやさしさ」「おしゃれ」といった意味が込められ、女性らしい感性や共感性を大切にする姿勢を象徴しています。
TSUBAKI Projectは、次の3つを活動の柱としています。
現場の声に耳を傾け、共感性の高い製品を企画・開発
動画や展示会を通じて情報発信し、社会との共感を広げる
勉強会やワークショップを開催し、メンバーの知見や視野を広げる
この活動は、単なる製品開発を超えて、社員同士のコラボレーションや新しい働き方の実践の場にもなっています。
TSUBAKI Projectからは、現場視点に基づいた製品が誕生しています。
母親と赤ちゃんが快適に授乳できるよう配慮されたチェア。発売後わずか半年で販売目標を達成し、第11回キッズデザイン賞 奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)を受賞。
低出生体重児や早産児を抱くケアを安全・快適に行えるよう設計されたチェア。背面U字クッションや姿勢を支える調整機構、衛生的に保てる素材など、現場の声に基づく工夫を多数盛り込んでいます。
2024年11月には第33回日本新生児看護学会・学術集会にて展示し、病院向け販売を開始しました。
今後も、産科・小児科領域にとどまらず、幅広いヘルスケア分野において新たな価値創出に挑戦していきます。
TSUBAKI Projectは、当社のブランドメッセージ 「WELL-BEING for all beings」 を具体的に体現する場であり続け、社員と社会双方のウェルビーイング向上に貢献していきます。
低出生体重児のカンガルーケアを安全にサポートする専用チェア「OyaCoco(おやここ)」