パラマウントベッドホールディングスでは、企業倫理室を設け、法務部門等と連携しながらグループ全体のコンプライアンス推進のための諸施策を行なっています。
例えば、会社としての企業倫理の基本姿勢、企業を取り巻くさまざまなステークホルダー(顧客、取引先、従業員、株主・投資家、行政・官庁、地域社会など)の立場を尊重する当社の姿勢や具体的なコンプライアンスに関するテーマ毎のルール・QAを盛り込んだ「コンプライアンスマニュアル」を含む「企業倫理ガイドブック」を作成し、社員研修の場で活用しています。
また、企業倫理については当社グループの社員に対して気付きを与え、啓発することを目的とした「企業倫理室からのメッセージ」を定期的に配信しています。
パラマウントベッドは1998年、公正取引委員会より独占禁止法違反(私的独占)として排除措置命令を受けました。以後、公正取引委員会の指導を受けながら法令を遵守した営業方法の再構築を目指し、1999年2月に「独占禁止法遵守宣言」を発しました。宣言では、自由経済社会における企業活動の基本ルールとして独占禁止法及びその関係法令を尊重し、創意工夫の発揮と公正かつ自由な競争により、商品やサービスを市場に提供し、社会の利益に貢献するという方針を明確にしています。
私たちは、独占禁止法を自由主義経済共通の競争ルールとして尊重し、次の5原則に基づき行動することを宣言します
この「独占禁止法遵守宣言」を実効性のあるものにするため、パラマウントベッドの営業本部では、入札取引の主管部署を置くだけでなく、各部支店に入札担当責任者を設置し、官公立の入札案件に対する「入札案件チェックシート」や「仕切り価格設定書」等を制定するなど、透明性のある営業活動を行なっています。また、「企業倫理ガイドブック」や「入札取引Q&A」などのマニュアルを作成し、定期的に独禁法に関する勉強会を実施するなどの社員教育・啓発活動や、事案ごとに主管部署だけでなく、法務部門や顧問弁護士が対応できる体制を整えるなど、独占禁止法遵守を定着させ、違反を未然に防ぐための社内体制整備に努めています。