概要と歩み

概要

先進の技術と優しさで、快適なヘルスケア環境を創造します。

パラマウントベッドホールディングスは、医療・介護用ベッドの製造・販売を行うパラマウントベッドを中核に、メンテナンスサービス事業を行うパラテクノ、福祉用具のレンタル卸事業を行うパラマウントケアサービス、アジア地域統括会社のパラマウントベッド アジア パシフィックを傘下に置くヘルスケア事業グループです。国内外においてヘルスケア分野を中心とした事業の多角化を推進しています。

グループ体制

体制図

歩み

時代のニーズを捉え、成長を続ける会社

当社グループは1947年(昭和22年)に創業。病院用ベッドの専業メーカーとしてスタートし、その後、高齢化の進展を背景として、高齢者施設や在宅介護分野にも事業領域を拡大しながら、さまざまな製品・サービスを開発してきました。

時代とパラマウントベッド
  • 1940年代
    戦後の再生ビジネスとして、病院用ベッドを手がける

    パラマウントベッドの歴史は 1947年5月、木村隆輔が木村寝台製作所を創業し、病院用ベッドの再生を手がけたことに始まります。

  • 1950年代
    結核の流行を背景に、日本人に合ったオリジナル製品を自社開発

    パラマウントベッドは、創業・成長時代に結核療養施設の拡充期にタイミングよく遭遇することで、発展の礎を築いています。
    日本の医療システム、日本人の体型や嗜好にあったベッドの開発に成功しました。

  • 1960年代
    国民皆保険の達成と量産体制の確立

    わが国で国民皆保険が実現したのは1961年のことで、病院の病床は急増しました。
    パラマウントベッドでは、これを機に多額の設備投資を実施。一貫生産体制を築き、ダントツの生産力を確保しました。

  • 1970年代
    医科大学新設ブームを捉えた業界シェアの盤石化

    国民皆保険の達成を背景に全国で続々と医大が新設されました。パラマウントベッドは、新設医大のすべての付属病院に自社製品を納入し、業界における地位を磐石なものとしました。

  • 1980年代
    病院の病床規制と在宅介護用ベッドの開発

    医療法改正に伴う「駆け込み申請」により、病院の病床が急増しパラマウントベッドの業績も急伸しました。
    一方、1983年、業界に先駆けて在宅介護用ベッド「アウラ電動ベッド」を開発・上市し、以後、在宅介護分野においても業界をリードしていくこととなります。

  • 1990年代
    ゴールドプランとヘルスケア市場の開拓

    1990年、「高齢者保健福祉推進10か年戦略」(略称「ゴールドプラン」)が始まり、在宅介護が普及、高齢者施設が増加しました。このような時流の中、パラマウントベッドは施設市場に加え在宅市場を第2の柱に育てるため、次々と施策を打ち出すことで市場の開拓を図りました。また1993年には、画期的な在宅介護用ベッド「楽匠」を開発・販売し、初めて全国ネットのテレビCMを実施しました。

  • 2000年代
    介護保険スタートと新規ビジネス

    2000年4月、介護保険制度がスタートしました。利用者の急増により市場規模も拡大する中、先進のベッド・備品類を投入してトップメーカーの地位を確保し続けます。また、家庭用高級ベッド「INTIME」ブランド製品を発売したほか、2002年にメンテナンス事業(パラテクノ株式会社)、2007年福祉用具レンタル卸事業(現パラマウントケアサービス株式会社)へ参入するなど、従来の枠にとらわれない領域でビジネスを拡大しました。

  • 2010年代
    持株会社体制への移行とグローバル化の加速

    2011年10月、新規事業を拡大し成長を加速させるため、持株会社体制へ移行しました。新体制のもと、「ビジネスモデルの変革」と「グローバル化」の強化を進めています。2014年には、ベッド全体が傾斜する新しい背上げ機構を搭載した在宅介護用ベッド「楽匠Zシリーズ」や、ベッドの背上げに連動する床ずれ防止エアマットレス「ここちあ結起」を発売するなど、革新的な製品を開発し続けています。
    グローバル事業では、将来成長が見込めるアセアンおよび中南米地域を有望な市場として、販売拠点網と世界最適地生産体制を整備し、シェアの拡大に注力しています。